刑事事件コラム(刑事弁護)

自首すると少しは罪が軽くなるのか?

刑事事件コラム(刑事弁護)

目次

・自首とは

・どんな場合に逮捕されるのか

 

【自首とは】

法律上の自首とは、警察などに犯罪が発覚していない場合や、犯罪があったことはわかっていても、まだ犯人の目途が立っていない場合に、自ら犯人であると名乗り出ることです。

自首が認められると、刑を軽くすることができます。

まだ逮捕されていないが、犯人として疑われているという場合に、事情聴取などの際に自分が犯人であると認めても、法律上の自首とはなりません。

しかし、法律上の自首にはならなくても、自ら罪を認めるという態度は、警察などの印象もよくなります。「自分で罪を認めたのだから逃げないだろう、証拠を隠したりもしないだろう」と考えてもらえる可能性が高くなります。

そうすると警察などは、逮捕しないで捜査を続ける (在宅事件とする) ということになる可能性が高くなるのです。

裁判になる事が予想される場合、つまり、起訴されることが予想される事案等では、自首は、裁判での心証をよくし、執行猶予を得られやすくなるという効果もあります。

逮捕を避けるために、執行猶予を目指すために等、事案に応じて自首をお勧めすることがあります。

自首に弁護士が付き添うこともあります。しかし、弁護士が付き添って自首することが、かえって不利益になると判断される場合には、ご本人のみでの自首をお勧めします。

いずれにしても事案によりケースバイケースですので、刑事手続きの実務に詳しく、事案の見通しができる弁護士に早めに相談することが大切です。

 

 

【どんな場合に逮捕されるのか】

警察は、捜査中の容疑者が逃げる、あるいは証拠を隠す、証人や被害者を脅すなどの可能性があると考えると、裁判所に逮捕状を請求します。裁判所が逮捕状を出すと警察は逮捕することができます。

犯罪が比較的軽い罪(万引き、電車内の痴漢など)である場合や、容疑者が定職をもち家族がいる場合などは逃げる可能性が低いので、逮捕される可能性が低いです。

一方、「私は、やっていない。」などと弁解している場合には、逃げたり、証拠を隠したり、証人や被害者を脅したりする可能性があることから逮捕される可能性が高くなります。

また、軽い罪であっても、警察からの呼び出し要求に理由なく応じない場合も逮捕されることがあります。おおむね3回理由のない拒否をしたら逮捕されると思った方が良いでしょう。

犯罪が比較的重い罪(強盗罪、強姦罪など)である場合には、逃げる可能性も証拠を隠したりする可能性も高いので、逮捕されることがほとんどです。